株式会社 中神不動産鑑定所 不動産の種別~現況と合理的な用途~ – 中神不動産鑑定所

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不動産鑑定

不動産の種別~現況と合理的な用途~

不動産の種別~現況と合理的な用途~

株式会社中神不動産鑑定所の松木と申します。今回は取引事例の調査における不動産の「種別」の判定についてご紹介します。

不動産の種別

 不動産の種別とは、不動産の用途に関して区分した不動産の分類のことであり、種別としては、地域の種別と土地の種別があります。土地の種別は地域の種別に応じて分類されるものであるため、地域の種別を判定することが必要です。取引事例の調査では、「この土地は住宅地なのか、商業地なのか」といった“種別”を判断します。ここで大事なのは、不動産が現況の使用方法だけで決まるわけではない、という点です。判断の基準になるのは、現況ではなく、その土地がどのように利用されるのが合理的か、ということになります。

 例えば、上記のイラストのように商業地域内に築古の戸建住宅が建っている場合、見た目だけなら住宅地のように感じるかもしれません。しかし、その地域全体としては店舗や事務所など、商業利用がふさわしい場所である商業地域のため、土地の種別は商業地として考えることになります。

 このように、周囲の地域の環境に比べて、現在の建物の使われ方が合っていない建物は、「場違い建物」と呼ばれ、商業地域に古い戸建住宅が残っているケースは、その一例といえます。実際の不動産の使われ方と種別の判断が違うと、不思議に感じるかもしれませんが、現実の不動産の利用には、不合理または個別的な事情による使用がされることもあるため、このような現況と合理的用途の差異が生まれることもあります。

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